脂質異常サプリ

 

脂質異常は放置すると恐い病気を招く

 

生活習慣病の代表格の一つに脂質異常症があります。血中の脂質の量やバランスが正常値から逸脱している状態で、このような脂質異常は恐ろしい結果を招くにもかかわらず、自覚症状に乏しいことからなかなか治療の必要性が認識されません。脂質異常は生活習慣などに起因するため、生活習慣を改善しない限り毎日少しずつ進行していってしまいます。ですから、脂質異常の改善の第一歩として、まずはリスクを正しく認識する必要があります。

 

脂質異常が招く病気はどれも命に関わるものばかりです。というのは、脂質異常とは主に血液中に不要な脂質が過剰に存在する状態ですから、その過剰な脂質が血管壁に付着したり血の塊を作ったりと、血管や血液の流れを阻害してしまいます。血液の流れが完全に止まれば言うまでもなく人間は死んでしまいますから、脂質異常が高リスクであることも理解できるでしょう。

 

具体的には、まず血管壁にコレステロールなどが溜まることで血管全体が狭く硬くなる動脈硬化となり、その合併症として血管の狭い部位に血栓などが詰まって起こる心筋梗塞・脳梗塞が起こりえます。この二つの疾患は致死率が高く、中高年以降の死因の上位を占め続ける、生活習慣病の中でも最も危険な部類と言えるでしょう。その他にも、動脈硬化によって血圧が上がると大動脈解離が起こったり静脈瘤ができたりと、ある程度の歳になってからまさにガタガタと体に重大な問題が出始めるようになります。

 

脂質異常と診断される数値、健康診断の内容は?

 

脂質異常は文字通り血中の脂質に問題のある病態です。ですので、脂質異常の度合いや傾向は血液検査の各種数値をチェックします。具体的には、中性脂肪・総コレステロール・HDLコレステロール・LDLコレステロールの4項目で脂質異常症の診断がつきます。

 

脂質異常症は「主に」血中の不要な脂質が多すぎることと書きましたが、HDLコレステロールに関しては基準値より低すぎることが問題となります。それぞれの詳細は、

 

・中性脂肪が150mg/dL以上で高トリグリセリド血症
・総コレステロール220mg/dL以上で高コレステロール血症
・HDLコレステロールが40mg/dL「未満」で低HDLコレステロール血症
・LDLコレステロールが140mg/dL以上で高LDLコレステロール血症

 

となり、いずれかの診断が付いた状態が脂質異常症となります。ただしどれか一つだけが基準値を超えていて他の値は至って正常値ということはほとんどなく、生活習慣上の問題による脂質異常症は複数の数値が同様に悪化するのが一般的です。例えば、HDLコレステロールは余った血中のLDLコレステロールを回収する働きがあるため、HDLコレステロールが基準値より低いと、自ずと総コレステロールとLDLコレステロールも高くなってしまいます。他には中性脂肪が基準値より高いと、それを元にしてコレステロールも過剰に作られるため各種コレステロールも高くなる、といった形です。

 

脂質異常の原因は…?

 

では、脂質異常の原因は何なのでしょうか?脂質異常症は代表的な生活習慣病の一つですから、生活習慣に起因して起こる病気です。では、具体的な原因について考えていきましょう。

 

まず、食事による脂質の過剰摂取はそのまま脂質異常の主原因となります。血液中には様々な脂質が必要に応じて流れていますが、血管は栄養を内臓や皮下組織に送るための一時的な通り道でもあるため、脂質を過剰摂取すると元々必要で流れている脂質に加え、余っている不必要な脂質まで血液中を流れることになります。さらに動物肉の脂はコレステロールの合成量を増やすなどの働きもあり、脂質異常の最大の原因となっています。

 

また、脂質の摂取量自体はそれほどでもなくとも、カロリー過剰は結果的に脂質異常を招く原因になります。余剰カロリーは全て脂質に変換された上で体内に保管されるため、カロリー過剰はもれなく脂質過剰へとつながるのです。肉や脂が好きでも甘いものが好きでも、どちらもぶよぶよとした脂肪が付いた肥満体型になりますよね。それは糖質も余れば脂質へと変換されているからなのです。

 

カロリー過剰に関連して、日常生活における運動不足もリスクの一つとなります。歳を重ねるとどうしても生命維持のために毎日消費されるカロリーである基礎代謝が低下してきますので、動かなければ一見適度な食事量に見えても、どうしてもカロリーが余ってしまいます。筋トレやマラソンなどを行う必要はありませんが、歩く量は歳を取っても維持しなければなりません。

 

脂質異常を改善するには?

 

脂質異常の原因が生活習慣にあるのですから、その改善なくして脂質異常の改善もありません。脂質異常改善の対策には2本の柱を基本とします。その柱とは、食事療法と運動療法です。

 

まず、ほとんどの場合において脂質異常の根本的な原因が食べ過ぎなのですから、脂質やカロリーなどをコントロールして健康的な食事を行うことが必要です。食事療法はバランスよく適切な方法で行うことが重要で、ただ闇雲にご飯を減らしたり抜いたりして、仮に一時的に痩せることができても、まず間違いなくリバウンドしてしまい何の意味もありません。継続しなければ効果はありませんので、バランスよくしっかり食べることが必要です。

 

もう一つ、運動も重要な要素です。軽い有酸素運動や日常生活における歩行・立ち仕事などは、脂質をエネルギー源として長時間消費することができるため、運動習慣を付けておくと血液の健康状態に非常に良い影響を与えます。筋トレのような無酸素運動はそれ自体が脂質を燃焼させることはほとんどありませんが、付いた筋肉は有酸素運動中に脂質を燃やす工場の役割を担うため、結果的に脂質燃焼に役立ちます。つまり、どのような運動でも最終的には脂質異常改善に役立ちますので、好きな運動でいいですから何でも体を動かす習慣を付けましょう。

 

他にも細々とした対策はありますが、この二つが行われないとどんな対策も効果を成しません。健康的な食事と適度な運動を軸に、脂質異常を改善していきましょう。

 

脂質異常に効く食事の仕方

 

脂質異常には食事の改善が最も基本的な対策となりますが、ただ漠然と食事量を減らすとなるとどうしても続かないという人も出てくるでしょう。いずれにしても食事内容にある程度手を入れることは必要ですが、無理のない範囲で改善を継続するためには、食事の仕方に工夫をするというのも有効です。

 

脂質異常は主に動物性脂肪の摂取過剰によって起こります。その根本を断つには動物性脂肪を多く含む食材を避けることが最も基本ではありますが、現代の食生活に慣れた現代人にとって、脂質異常リスクを完全に避けられるような食事を365日続けていくことは実際のところかなり困難です。特にファーストフードを好む人などは、1食の軽いセットで1日分の適正脂質摂取量を超えてしまっている例も多く、適正範囲内に収めるのは難しいと言わざるを得ません。そこで、脂質の吸収率を抑えるような食事法を意識することで、最小限の負担で脂質異常を改善することができます。

 

脂質の吸収率を抑えるには、食物繊維を先だって十分に摂取するのが最も効果的です。これは糖質の吸収抑制にも有効で、先に繊維質の多い野菜、こんにゃく、雑穀類などを先に食べてから肉類などを食べ始めます。そうすると胃腸では脂質と食物繊維が絡まり合い、人間の消化酵素では食物繊維は消化できないため、食物繊維と絡まった脂質も大部分は未消化のまま消化器を進んでいくことになります。食物繊維は満腹感をもたらすという点からも食べ過ぎの改善に効果があるためおすすめです。

 

脂質異常に効果のある食べ物、栄養は?

 

脂質異常改善には単に脂っこい食事を制限したり食事量自体を減らしたりする以外に、積極的に脂質を低減させる食材や栄養素を活用するというアプローチもあり、無理なく脂質異常対策を続ける上ではそのような食材を活用することが重要になります。どのような栄養素が役立つかを知ることで、食事メニュー選びの指針となったり、またサプリメント選びにも役立ちますので、ぜひ重要な食材・栄養素について抑えておきましょう。

 

まず脂質異常症改善といえばこれ!といえる栄養素が魚油の健康成分であるDHAとEPAです。これらはオメガ3脂肪酸という種類に属する必須脂肪酸で、人体内で合成できないため文字通り生命維持に必須の栄養素です。理論的に必須とはいえ、飽食の時代である現代ではほとんどの必須栄養素がむしろ過剰で節制しなければならないような状況ですが、脂肪酸の中では唯一オメガ3脂肪酸のみ、平均摂取量が摂取目安量に達していません。オメガ3脂肪酸は脂肪の仲間でありながら血中の中性脂肪を減らすなどの働きがあり、脂質異常症改善の基本となるきわめて重要な栄養素です。食事から摂取する場合は青魚を食べるのが確実で効果的です。

 

また、食物繊維も脂質異常症には欠かせない栄養素です。食物繊維は人間の消化酵素の影響を受けないため消化器を通る際にかさがあまり減らず満腹感が得られ、また脂質の消化吸収を阻害するという働きもあります。食事の際は食物繊維が多い食材を意識して取り入れることで、自然と脂質異常症の改善が行えるでしょう。

 

他にも、植物油のヘルシー成分などと言われるオレイン酸など、血中の脂質に作用する栄養素はたくさんあります。食事量を減らしたり脂っこいものを控えたりする対策も必要ではありますが、改善に有効な食材も取り入れてストレスをためないように行っていくことが重要です。

 

脂質異常の改善に!DHA&EPAサプリメントの正しい選び方

 

脂質異常症改善には魚油の健康成分であるオメガ3脂肪酸が最も有効であり、週に2〜3回青魚を食べることで血中の脂質バランスを大きく改善することができます。しかしながら現代では魚が嫌いだという人も多いですし、外食中心だとそもそも魚を食べる機会が少ないということもあるでしょう。そこで、手軽に続けられる方法としてDHA&EPAサプリメントを利用する方法があります。サプリメントならば毎日必要なDHA・EPAを手軽に補給できるため非常に便利ですが、DHA&EPAサプリメントならば何でもいいというわけでもありません。そこで、どのような点を重視すればいいのかについて見ていきましょう。

 

まず、当然ながら含有量は最も重要です。基本的に毎日DHAとEPAの合計で1g以上の摂取量が推奨されていますので、1日摂取量が1gを超すようなサプリメントを選びましょう。

 

また、DHA・EPAは酸素に触れることで酸化・不活性化し体で働かない酸化した油となりやすい不安定な性質を持っているため、酸化対策をしているサプリメントであるかどうかは重要です。酸化対策が何もないサプリメントでは、額面上含有量が豊富でも、実際にはほとんど体で働いていなかったということがあり得ます。酸化対策には酸素を通しにくいカプセルなどの採用、酸素を通さない個包装、またアスタキサンチンなどの抗酸化物質を混ぜて酸化を防ぐなどの方法があります。抗酸化物質の配合は抗酸化物質自体が体の健康に寄与するため、一粒で二度おいしいサプリメントと言えます。

 

そして、いくら量と質が良くても値段が高ければ続けられませんよね。そこで最後にコストパフォーマンスを考えることとなるのですが、いくら安くても効果のないものを選んでは意味がないということを忘れないでください。つまり、1日推奨量を満たす含有量と酸化対策をきちんと行っているサプリメントの中から、コストパフォーマンスに優れたサプリメントを選ぶようにしましょう。